須長史生『ハゲを生きる』、杉田俊介『男が男を解放するために 非モテの品格』、西井開『「非モテ」から始める男性学』を読んでくれ〜〜ってずっと言ってる 私が大学時代に話してきた男性たちこそ男性学の書籍を読んでほしくて…
須長史生『ハゲを生きる』、杉田俊介『男が男を解放するために 非モテの品格』、西井開『「非モテ」から始める男性学』を読んでくれ〜〜ってずっと言ってる 私が大学時代に話してきた男性たちこそ男性学の書籍を読んでほしくて…
それにしても、坂口恭平氏の件、同業者の人々はマジでだれひとり一緒に考えてはくれないな(お一人からは励ましのメールが来たが)。白井聡のトランスヘイトの時もそうだったけれど。まあ、そんなものか…。
現在進行系で新たな被害者が出ているのかもしれない、そういうレベルの話です。僕の把握した範囲では、坂口氏を明確に告発した被害者の方が一人(坂口氏はその発言を押し潰していましたが)、過去の電話口でのセクハラをポストした方が一人。また複数の方が坂口氏の支援(?)体制を問題視しています。
僕はただの知人ですが、友人の皆さんがちゃんと怒ってあげるべきだと思います。友人。その関係が大事だと思います。立岩真也氏が植松聖について周りの人間がしっかり彼の優生思想的発言を怒ったのか、と言っていました。中島岳志氏が加藤智大について、彼を思って心を寄せてくれる人たちがいたが耳を傾けなかった、と言いました。
そのことの意味を今は考えます。親密だったり利益に関わったりすると、確かに言いにくいでしょう。僕もこの3日、ずっと悩んでこのことばかり考え続けていました。でも所詮、何十年後かに皆さんも僕も土や風に還るわけです。お天道様は見ています。どうか恥無きよう。
坂口氏は、僕が鬱病の急性期の時に何度も励ましてくれたり、『鬱病日記』の推薦文まで書いてくれ、その恩を踏み躙る自分はヒトデナシか、という葛藤もありますが、ダメなものはダメだと思います。周囲の出版関係者や友人たちもちゃんと怒って、批判して、止めてあげるべきです。
躁鬱病のことは無視できませんが、それ(病気だから仕方ない)だけで片付けるのも違います。売れっ子の坂口氏を批判すると編集者さんたちに忌避されて自分の仕事が減るかも、生活どうすんだ、とかめっちゃ卑しい気持ちに悩まされたりもしましたが、それは人として違うと思いました。
一人の知人として、坂口恭平氏の性的ハラスメントと性搾取に抗議します(現段階ではまだ実態の一部しかわかっていないけど、告発をされた方の一件のみだとは到底思えません)。端的にダメだと思います。坂口氏を教祖化したり面白がってエクストリーム擁護するファン(信者)の皆さんも同じくダメです。
というのもアメリカでの極右のメディア支配、すでにまぁまぁ完了してるっちゃしてるんだよね。そもそも国民の半分くらいがFOX(デマの温床)ばかり見てる時点で、いや日本もよそのこと言えないが、はっきり言って悲惨な情報環境である。
にもかかわらず、トランプの支持率は過去一ひどいことになってて、こんだけメディア支配してるのに…?とかえって不思議な感じも。たとえばCNNを右翼プロパガンダTVに変えたとして、こういう状況って実際どれくらい左右されるんだ…?とか気になる。社会実験としてはリスクが高すぎるが、後世のためにも色々と記録・研究しておいてほしいものだ…
bsky.app/profile/numa...
極右の大金持ちのワーナー&CNN他の買収が決定しそうな件、映画/ドラマ好きとしても、アメリカのジャーナリズムの未来という観点でも、普通に最悪だなと思うんだけど、RPでジャメル・ブイエが言ってるように、そもそもアメリカってプロパガンダが相当に難しい構造の国でもあるのかもな、というのはけっこう思う。
CNNをトランプ万歳TV(までいかずともトランプの悪行ぜんぶ無視TV)に変えることは、可能ではあると思うが、その結果どうなるかというと、これまでCNNを見ていた人が、単に他の何かを見るんじゃないかっていう。アメリカというか、現代の情報環境だと、メディア支配って思った以上に一筋縄ではいかないだろうなと。
杉田俊介・西井開・川口遼・天野諭『名著でひらく男性学:〈男〉のこれからを考える』集英社、2025年
著者の西井開さんから名著でひらく男性学:〈男〉のこれからを考える』をご献本いただきました。ありがとうございます!
男性学/男性性研究において著名な4名がそれぞれ名著を持ち寄り、対談する構成となっており、登壇者それぞれの関心や着眼点の違いから多くのことを学べました。特に西井さんによるセジウィック『男同士の絆』の紹介は相当に丁寧で、俗流のホモソーシャル理解では掬いきれない、男性性の不安定性やホモセクシュアル/ホモソーシャルの連続性など、重要な論点がいくつも提示されております。本当に勉強になる一冊でした。
"ゼロ年代フリーター/ロスジェネ運動の渦中から生まれた伝説的批評が再起動。無能さ/弱さ/障害性からはじまる無条件無能力主義を打ちたてた、ケア論、当事者研究の先駆にして画期的な批評集に、書き下ろし論考約100頁を増補し全面的にアップデート。まさにいま必要とされる一冊"
※初版『無能力批評――労働と生存のエチカ』 大月書店、2008年
杉田俊介 『無能力批評 [増補完全版]』
urag.exblog.jp/245026323/
見知らぬ若い人から突然「無知すぎ」とバカにされ、お前がうかつなことを言ったら「燃やします」と恫喝される。音楽ファン界隈は恐ろしい…人外魔境…
朝日新聞 #コメントプラス に、新コメンテーター15人が加わりました!
アーティストの和田彩花さん、文筆家の伊藤亜和さん、政治学者の中島岳志さんらを迎えました。
新コメンテーターは以下の皆さんです。
伊藤亜和さん、伊藤和子さん
大庭三枝さん、梶原阿貴さん
崔真淑さん、島田貴仁さん
杉田俊介さん、 杉山日那子さん
高山義浩さん、谷原つかささん
中島岳志さん、原武史さん
益尾知佐子さん、森本あんりさん
和田彩花さん
コメンテーターは総勢110人に。さらに多彩な顔ぶれでニュースの核心を掘り下げます!
www.asahi.com/comment/
ご感想、ありがとうございます!
これまでのところ……繁体字の翻訳4冊(『宮崎駿論』『ジョジョ論』『ドラえもん論』『ジャパニメーションの成熟と喪失』)、簡体字の翻訳2冊(『宮崎駿論』『男がつらい!』)、韓国語の翻訳1冊(『男がつらい!』)。
拙著『男がつらい! 資本主義社会の弱者男性論』簡体字版の契約をクラウドサインで締結した。日中関係の悪化でストップしてしまうかと思ったけど、このまま無事に進んでくれたらありがたい…
『呪術廻戦モジュロ』1巻をやっと読んだ。アメリカの傀儡である日本(人)が難民(宇宙人)と「共生」できるか。奪われた者が別の誰かから奪うという悪循環をいかに終わらせるか。現実の日本に排外主義が荒れ狂う中、この主題を選んだんだな
チート権力というかチート的統治性が現代の大きな力であるように思われる。法律違反ではないが、法律の裏や穴を利用するチートは、現代社会においては肯定的な能力として賞賛される。やったもの勝ちは悪ではないのだ、と。ただしチートすぎると社会秩序を乱すものとして非難され、制裁される。そのバランス。
批評の世界、東浩紀の一人勝ち(by佐々木敦)の時代から、三宅香帆が覇王の時代へ。
思えば、女性が批評の中心=王になったのは、日本文芸批評の歴史で初じゃないかな。2025年は、高市早苗が日本初の女性首相になったことに匹敵する出来事が批評界でも起こったのだ、と言える…
令和人文主義というムーブメントが歴史化され、三宅氏が覇権をとったことはよいことだと個人的には思う。それによって見通しがよくなったし、それとは違う道を行きたい人々にとっても自分たちの立ち位置がはっきりするようになったのではないか。少なくとも僕にとっては見通しがよくなった。
何となく現代社会は、俗流スピノザ主義がポジティブ心理学や幸福科学などとも融合して、薄く広く拡がっているように思える。
死や暴力を思わせる否定性の排除、デフォルトとしての自己肯定感、議論や対話への嫌悪、世界の必然性への諦念、自由意志の否定、善悪の相対性、感情に振り回されない知性の重視、等…
従来の「男」がマチズモや有毒な男性性を解毒しつつ、脆弱性や依存性や弱音を見せられるようになり、家事やケアする能力によって周囲から自らを卓越化させ競争に勝ち抜く、というのが「ネオリベラル男性学」なのかもしれない…
こちらこそ、ありがとうございます!また面白く思ってもらえるように、こつこつ何か書き続けようと思います。
ぜひ書いてみてください、きっと面白いと思います(拙著を読んで頂きありがとうございます…)
ロッテンバーグ『ネオリベラル・フェミニズムの誕生』。ポストフェミニズムとネオリベラル・フェミニズムを概念的に切断しつつ、後者は仕事と家庭のバランスに幸福を見出す、と指摘していて、グサリと来た。今の自分のセルフケア論、まさに中庸的=徳倫理な幸福論の話に差し掛かっているので…
その点では「ネオリベラル男性学」と呼ぶべきものもあるのかもしれぬ。男性の(正しさやまっとうさではなく)幸福論を、ポジティブ心理学やマインドフルネス、自己啓発、自助努力論などに回収されずに考えるにはどうするか。アーメッドやカヴェルの幸福論はやはり読みたいところ。一応流行りの現代ストア派論たちも…
12月〜1月は想定よりやるべき事が多かったのと、しばらくダウンしていたせいで、肝心の勉強と読書がちっとも進んでいない。今月末まではやることが多くてほとんど読書できなさそう。よくない。仕事を減らして勉強を増やさねば本末転倒…
社会学者の中村香住さんと『鬱病日記』をめぐってイベントさせてもらえることになりました。よければ遊びにきてください。
readinwritin260213.peatix.com
金曜ロードショーで『かぐや姫の物語』がかかるとのこと。
高畑勲の作品は「命の輝き、生きる喜び」であるとも「喜びは仮初めの幻であり、残るのは空しさと悔恨」であるとも言えないし、どちらでもあるとも言える、みたいな微妙な話を以前書いたので、ご興味のある方はよろしければ…。
note.com/sssugita/n/n...