これはぜんぜん余談なんですけど、笠木は短歌用のメールアドレスをとるとき、最初は「haruyamukashino」にしようと思って、でもすでに使われていたので、「sorazowasurenu」にしたという経緯があります。
これはぜんぜん余談なんですけど、笠木は短歌用のメールアドレスをとるとき、最初は「haruyamukashino」にしようと思って、でもすでに使われていたので、「sorazowasurenu」にしたという経緯があります。
いつか神山に隠れにし秘かなる小鳥いまのいま近く鳴けり
木の間より耳に及べど意味に至らず夏にすなる声のみ覚ゆ
辻󠄀和之『夏の雪』
二次会のお店に入る前のタイミングで辻󠄀さんに、この歌って式子内親王のほととぎすの歌ですよね?って聞けたのもよかったです(答えはイエス)。
時鳥そのかみ山の旅枕ほの語らひし空ぞ忘れぬ
式子内親王
あなたから紅茶を引けば書簡体小説のよう 続きを書くね 笹川諒『眠りの市場にて』
「手元の手帳に勝手に書くね」ではなくて、どうも「あなたに直接続きを書き込むね」「私のほうもオープンにしてるからどうぞ」みたいな、夢の中特有の、他者を侵襲している感覚が淡いやつなのでは? こわない?
みたいなことを会場発言で言った気がします。
そしてこのとき脳裏には次の歌たちが浮かんでいました。こっちは手元の手帳に書いてる(未遂だけど)。
小説の終わりに咲いている花の香りをいつまでもかいでいた
小説にきみを書いたら小説のきみの前途はかがやくだろう
佐々木朔『往信』
先週は京都で辻󠄀和之『夏の雪』と笹川諒『眠りの市場にて』の歌集批評会に出てきました。
写真:濃淡さまざまな青い横長の長方形が描かれた表紙の本。赤い短い長方形が一つだけ混じっている。「人魚と林檎」「眞鍋せいら」と書かれている。 隣に同書の栞。「ながい一駅分の渚を 笠木拓」「たくさんの不如意が織り込まれた歌集だ。愛しい人との距離、関係を名指すもどかしさ、理不尽に侵され奪われる命への心寄せ。なにより、それらをうたうための言葉が、どうやっても十全でないという不如意こそが、眞鍋さんの歌の芯にはある。」
眞鍋せいらさんの第一歌集『人魚と林檎』(港の人)
落手しました。
栞文「ながい一駅分の渚を」を寄せています。
栞が海の色のインク!
1satsu.jp/item/32030/
港の人より発売の、眞鍋せいら第一歌集『人魚と林檎』、こちらのページで予約が始まっているようです。2/27発売!(当初より遅くなりすみません〜🙇)春を待ちつつ手に取っていただけたら。
目次も公開されています!大前粟生さん、笠木拓さんによる素敵な栞つき、ぜひご覧ください🧜♀️🍎
1satsu.jp/item/32030/
#人文系リト市 始まりました〜!【痛覚】は会場を入ってわりとすぐ、7番のブースです。お待ちしております✨✨
本日2/23
ジュンク堂書店池袋本店の「人文系リトルプレス市 in ジュンク堂」で柳川麻衣さんの「痛覚」がブースを出されます。
笠木は現地にはいませんが、柳川さんと笠木の交換日記まとめ本『日記に幕は下りません』無印とAct 2も置いてありますので、みなさまぜひ!
ごめんなさい!ブログにイベント開催時間を「12時〜16時」と記載してしまったんですが、「12時〜18時」の誤りです…18時までやっております!何卒よろしくお願いいたします💦🙏
土下座像まだ土下座してはる(下の句)
大阪の葉ね文庫さんで
・短歌同人誌「遠泳」4号
・柳川麻衣さんとの交換日記本『日記に幕は下りません ACT 2』
取り扱い開始しました!
交換日記本は1冊目もまだあるかも。
お近くにお立ち寄り際はぜひ〜
hanebunko.com
写真:青空と京都タワー
【お知らせ】
2/23(月祝)ジュンク堂書店 池袋本店にて開催の 第2回人文系リトルプレス市inジュンク池袋 #人文系リト市 に参加いたします!書店が舞台の同人誌即売会だ!
2/22・23と2日間にわたる開催ですが、【痛覚】は23日のみ出店、ブース番号は【7】です。近刊を中心に持ち込む予定です。ブース数が各日30もないのでゆっくり見られる環境だと思います、入場無料なので遊びに来てくださいね〜!
---日記ここまで---
このあとの日記も読み返したらおもしれー日記だったので、12月の分だけあとでまるっとサイトに上げようかな。
そしてこれは完全に余談なのだけれども、Vtuberの月ノ美兎委員長が先だって雑談で戦場ヶ原ひたぎの口調を執拗に真似ていた回があり、そのときにわざとらしいくらいあの特徴的な「だけれども」を連呼していたことなども思い起こされ、この小説を聴き始めた当初は「だけれども」を聞くたびに委員長の姿が浮かんだのであった。
いろんな人が入れ替わり立ち替わり大小様々の程度の病にかかる。しかも描写がなんだか詳しいし、しばしば口調がハイになる。「注射をじゃんじゃん打たねばならない」とか。
しかし基本的にワンセンテンスが長いというか、接続詞でつながっていくのだけれども、(←こういう感じ)耳で聞くにつけても意味内容を取りこぼしたり追っつかなくなったりすることはほとんどなく、なるほどそんなところにも谷崎の面目が躍如しているのだ、と笠木は思うのであった。
でも細雪おもしれー人物ランキング、ファニーの意味なら断然、女中のお春どんなんですよね。『嵐が丘』がネリーの視点から語られるみたいに、お春どんが再話したバージョンの蒔岡家の物語も読んでみたい。
12.04 Thu
有線で流れてきたあいみょん「ビーナスベルト」に聴き入ってしまって、初めて耳にして曲名も知らなかったのだけれど、なんだか今の自分のための曲みたいに思えてぐっときた。
雪は車や地面をうっすら白くして、数時間でぜんぶ消えた。まだまだぜんぜんかわいい。
『細雪』は下巻の二十一の途中まで。妙子が鯖寿司に当たって赤痢になるあたり。ほんとうに病気の多い小説だ。
雪子に対して「はっきりしろよ! せめて嫌なら自分でちゃんと言葉にしなさいよ……」と何度もつっこみながら、いらいらして聞いているのだけれども、そうは言ってもそこまで頑固に嫌なものは嫌を貫けるなんて見上げた根性だ! 豪胆に社交を舐めていて素晴らしい! と拍手せずにはいられない気持ちもまたあるのであった。
細雪「おもしれー女」ランキングはやはり分けても雪子がダントツかもしれない。「(モテ)男性になびかない」という意味での「おもしれー女」の、突き抜けて気が弱い(けど我が強いにもほどがある)バージョン。
でもせっかく書いたので、書き始めようとしたはじめの2日間分を放流しておきます。このテンションでは続かなかった(それはそう)
12.03 Wed
寒さのギアが一段階上がった。帰りにファボーレでコートを買う。お洋服は平日夜のショッピングモールで買うことが多い。空いているので。帰りに立体駐車場から出ると、ほんのりの二乗くらい路面が白い。みぞれが降っていた。
車での通勤中にオーディブルで聴いている『細雪』は下巻の十七から十八途中まで。デートお誘い電話をかけたのに雪子の態度がはっきりしなくて憤慨した見合い相手から、こっぴどく縁談を断られるあたり。
読書日記つけるかーと思ったけど、けっきょくがっつり日記になってしまうので、公開を前提とすると塩梅がむずかしい。
読んだものや観たものはメモしてあるので、短いメモをもとに三か月にいっぺんくらい「最近読んだり観たりしたもの」の感想を書いて並べただけの記事をサイトにあげようかな、の気持ち←イマココ
新人賞の話題みるとついつい「めんどくさい部活の卒業生」みたいなことを言いそうになるので、もう「応募する人はまっさきに封筒に宛名を書いておくと良いですよ」しか言わないことにしている。
ことばを尽くして推薦しようとすると、栞に書いたことをそのまま転記することになってしまう……と思って、ネタバレ回避?のホットドリンクになりました♨️
こちらこそ、お声がけくださってありがとうございました🍎
短歌雑誌『弦』No.74の写真。白地に緑と銀の水引、銀杏をあしらった表紙。
昨年11月、富山の弦短歌会さんの周年の集いに講師として呼んでいただきました。『弦』No.74に当日の様子、歌会での評、笠木のインタビューを掲載していただいています。
眞鍋せいらさんの第一歌集『人魚と林檎』に栞文を書きました。
よいお茶かコーヒーか、なにかあたたかい飲み物を飲みながらゆっくりじっくり読んでほしい歌集です。手に取るのが楽しみ!
🌷ビッグニュース🌷
この度、港の人より第一歌集『人魚と林檎』を上梓いたします。短歌という形で、20代の自分や今の社会と出会い直そうとした一冊になったと思っています。
素晴らしい栞文は大前粟生さんと笠木拓さん(五十音順)。発売は2/24予定です。詳細は追って。よろしくお願いいたします!
@minatonohito.bsky.social
こっちは日本語で読めるBBCの記事。
アメリカが「ニュー・ガザ」計画を発表、和平計画における再開発や非武装化プロセスを説明
www.bbc.com/japanese/art...
「私は本質的に不動産の人間なので、すべては立地だ。そこで私は、『この海沿いの立地を見てほしい。この美しい土地を見てほしい。多くの人々にとってどれほどのものになり得るか』と言ったんだ」
米国によるガザの「復興計画」についての記事。
Gaza is not a real estate fantasy
aje.news/m9pc07
"The humanitarian need is undeniable. But urgency should never become an excuse for illusion, spectacle, or political shortcuts."
人道的なニーズは否定できない。しかし緊急性をイリュージョン、スペクタクル、政治的な近道の理由にするべきではない。
冊子「つばさ」21号の表紙をうつした写真。発行年月「2026.1」と特集「杉森多佳子の世界」の文字がある。
「つばさ」21号の特集「杉森多佳子の世界」に杉森多佳子論を寄せています。第一歌集『忍冬(ハネーサックル)』を中心に書きました。タイトルは「雨滴を受けて、また踏み越えて」です。
よろしくお願いします。
というか『忍冬』はとてもよい歌集なので、2007年の本だしなかなか見つけづらいとは思うのですが、なんらかの手段でぜひぜひ読んでください。
地下街に窄めし傘を人は下げ雨粒ほどのさびしさをもつ
ガーゼ切り刻みたるごと散るさくらわがてのひらのまほろばに来よ
湯の中にさくら漬浮くしずけさに薄暮ひろがる人から人へ
杉森多佳子『忍冬』
冊子「京大短歌」31号の写真
kyodai-tanka.com/kaishi31/
「京大短歌」31号に卒業生として短歌連作「春の歌(一)」7首を寄せています。2024年の3月に、DWAT(災害派遣福祉チーム)の一員として七尾市にいったときのことを歌にしています。
通販も電子版もあるみたいです。
よろしくお願いします。
【お知らせ】
【痛覚】にて参加予定の2/23(月祝)ジュンク堂書店 池袋本店にて開催の 第2回人文系リトルプレス市inジュンク池袋 #人文系リト市 出店サークルが決定&公開とのことです!チェックしてみてください〜👀