ケリー・リンクは、ChatGPTに「面白い短編小説を書いている作家を教えて(日本の作家以外)。わたしはミルハウザー が好き」と聞いて教えてもらいました。
ケリー・リンクは、ChatGPTに「面白い短編小説を書いている作家を教えて(日本の作家以外)。わたしはミルハウザー が好き」と聞いて教えてもらいました。
ケリー・リンク 著 金子ゆき子 訳 『白猫、黒犬』
読みました。
ケリー・リンク
金子ゆき子 訳
『白猫、黒犬』
童話や民話を元にした7つの物語からなる短篇集。
富豪の父の無理難題に応じる兄弟、夫を探しに地獄へ行く男、偶然に妻の過去の話を聞いてしまった女、知らない男の家で留守番する男などなど。
どれもがどこか変な話だけど緊張感があり、これからどうなるの?とどんどん読み進む。
そして話す猫、蛇。犬、熊、幽霊なども登場する。面白いです。
好きな物語は以下。
・白猫の離婚
・地下のプリンス・ハット
・恐怖を知らなかった少女
・貴婦人と狐
・スキンダーのヴェール
それにしても装丁が美しい。
あれから15年。
今年は地元に帰らず。
本を読んだり、コーヒーを飲んだり、テレビで相撲を見たりして、ただの休日のように過ごす。
14時26分に黙祷した。
15年前の今日、失われたものすべてに祈りを。
一昨日あたりから、震度2や3の地震が続いていて不安。
監督 パク・チャヌク 『しあわせな選択』
観ました。
『しあわせな選択』
リストラにより、幸せの絶頂から絶望のどん底に突き落とされたマンス。追い詰められたマンスが「やむを得ない選択」をし再就職先が決まるまで。
笑いと不安と緊張と気持ち悪さが入り混じって、なんとも面白かったです。
パク・チャヌク監督の映画はやっぱり好き。内容はもとより、インテリアや衣装(犬のレインコートが素敵!)、音楽の使い方など大好物です。
いったい頭の中はどうなっているのか…。次回作がすでに楽しみ。
これもまたチャヌク監督の新作公開と聞いて、いそいそと観に行ったんでした。
ホルヘ・ルイス・ボルヘス アドルフォ・ビオイ=カサーレス 著 柳瀬尚紀 訳 『ボルヘス怪奇譚集』
読みました。
ホルヘ・ルイス・ボルヘス
アドルフォ・ビオイ=カサーレス
柳瀬尚紀 訳
『ボルヘス怪奇譚集』
こちらもしばらく前から、出かける時に持ち歩いて読んでいました。
覚えていない物語もあれば、ここだけ何回も読んでいるなという物語もあり。
出先で読み終わっても、もう読むものがない、とならないところがよい。好き。
一昨年の2月に観た映画の半券が挟まったままだったので、昨日観た映画の半券も挟んだままにしておく。
監督 ブライアン・シンガー 『ユージュアル・サスペクツ』
観ました。
『ユージュアル・サスペクツ』
DVDを持っているけれど、再上映されると聞き、またしてもいそいそと観に行く。
何回観ても最高に面白い。
初めて観た時はそれはもう衝撃を受けたけれど、結末を知っている状態で観ても本当にすごい。語彙力などなくなる。
まだ観ていない人間になって、この映画を観てびっくりしたい。
帰宅してDVDでまた観てしまった。
「さいちのおはぎ」のことが出てきて驚く。このエピソードが本当に面白かった。
仙台に住んで長いけれど、一度も食べたことがないので、食べてみたいと思いました。
食べよう!
・仙台駅で名物が次から次へとおそってくるあの体験は、実際に行ってみなければわからない種類の愉快な恐ろしさだった。
古賀及子 著 『好きな食べ物がみつからない』
読みました。
古賀及子
『好きな食べ物がみつからない』
ああ面白かった!
好きな食べ物に対しての「問い」と「観察」と「考察」と「結果」が繰り返されていて、読んでいてとても楽しい。
なぜこういった文章が書けるのか。古賀さんはすごいなぁ。
わたしも「好きな食べ物は何ですか?」と聞かれても即答できないので、いろいろ考えて結果を出したいと思った。けれどまだ出てこない。
なんとなくお餅のような気がするが、ちょっと違う気もする。
・好きな食べ物を探そうとその気でデパ地下を眺めると、食べ物のひとつひとつに自分との関係性が力強く浮かび上がってくる。
『ブリス・モンタージュ』が良かったので、こちらも読んでみた。これがデビュー作とは…。
新作が出たら読みたい作家がまた増えました。
リン・マー 著 藤井光 訳 『断絶』
読みました。
リン・マー
藤井光 訳
『断絶』
疫病に覆い尽くされ機能不全に陥ったニューヨークが舞台。
中国からの移民2世のキャンディスは生き残り、ある生存者たちと行動をともにする。
パンデミックの小説だけれど、資本主義社会、アイデンティティ、アメリカの企業のアジアの下請け企業に対する態度など、さまざまなことが複雑に絡み合って物語はすすむ。反面、ニューヨークへの愛情も感じる。とても面白い。
すでに滅亡している状況でも、キャンディスの力強さが頼もしくて、「終わり」から始まった小説ではあるが「始まり」が見えて良かった。キャンディスに幸あれ、と思った。
中山智香子 著 『学びのきほん 大人のためのお金学』
読みました。
中山智香子
『学びのきほん 大人のためのお金学』
このシリーズの本は読みやすく、わかりやすいのでとても良い。
中学と高校で「金融教育」が始まっていたことは知らなかった。主に「上手に賢く増やすこと」を教えているとのこと。
それは恐ろしいこと。どうして恐ろしいのかを知る。
第3章「おカネへの欲望が止まらない」には戦時のおカネのことが書かれていて、なんとも言えない気持ちになる。
それはさておき、おカネとの付き合いかた、考えかたを学ぶ良い機会になりました。
戦争はいやだ
2月に観た映画 まとめ
『2001年宇宙の旅』
『長安のライチ』
『クライム101』
『ブゴニア』
『時計じかけのオレンジ』
『センチメンタル・バリュー』
『Flow』
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
今月観た映画のうち半分が過去の作品でした。
観たい新作は、良いタイミングで上映されることがあまりなく、上映開始翌週には変な時間に追いやられ(7時だの8時だの22時台の上映)、行けないまま観る前に終了することが多い。そんなことで人にも薦められず。
珍しく人に薦めた映画ふたつ。
2月に読んだ本 まとめ
リン・マー
『ブリス・モンタージュ』
中島岳志
『学びのきほん 自分ごとの政治学』
スティーヴン・ミルハウザー
『ホーム・ラン』
山口祐加
『世界自炊紀行』
小泉八雲
『怪談・骨董』
パーシヴァル・エヴェレット
『消失』
スティーヴン・ミルハウザー
『私たち異者は』
リン・マーとスティーヴン・ミルハウザー に出会ったおかげで、短篇小説をいろいろ読みたい気持ちがむくむくと。
監督 ヨアキム・トリアー 『センチメンタル・バリュー』
観ました。2回目。
『センチメンタル・バリュー』
どうしても観たくて行ってきた。
行って良かった。しみじみ良かった。姉妹の関係性がとても良い。
家の歴史、窓からの眺め、季節や時間によっての光の入りかた。美しいです。
そして4人の俳優の演技が素晴らしく、表情や視線の動きをみているだけでも幸せだった。
しかし、あの父親を許せるか?と聞かれたら許せないと答えると思う。
良い映画を観ました。
スティーヴン・ミルハウザー 著 柴田元幸 訳 『私たち異者は』
読みました。
スティーヴン・ミルハウザー
柴田元幸 訳
『私たち異者は』
7つの物語からなる短篇集。
通りすがりの男に平手打ちされる事件、大型店舗が町を急速に侵食していく、降ってくる謎の黄色い埃、異者となった私。
不可解なできごとが続き、町民の怒りや不安が最高潮に達したあと、何事もなかったようにまた日常が始まるさま。身に覚えがある気がして落ち着かなくなる。でもすこぶる面白い。
表題作「私たち異者は」は異者になった主人公の気持ちの揺れかたの描写が、なんともすごくて一気に読んだ。終わりかたが切なく、亡くなったあの人やあの人のことを思った。
リンツ リンドール
おやつです。
気づけばだいぶ高級品に。
監督 ポール・トーマス・アンダーソン 『ワン・バトル・アフター・アナザー』
観ました。
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
昨年観ることが叶わなかったIMAX版を観た。こちらも再上映されていて、本当にありがたい。
やはりボブがセンセイの元に行ってからの夜の情景、翌朝に再びセンセイと合流するまでの一連の流れがあまりにも良い。好き。
スケボーに乗った青年たちが登場するところ、順番に壁を乗り越えるところ、乗り越えられずひとり落下するボブ。ウィラのものと思われるピンクのリュックも一緒に持ってくるボブ。最高です。
IMAXで観られて良かったです。
監督 ヨアキム・トリアー 『センチメンタル・バリュー』
観ました。
『センチメンタル・バリュー』
離婚を機に家を出た映画監督の父親と、久々に再会した娘たちの物語。いつも、愛が、まるつぶれだった。
素晴らしかった。
何も言えない。
もう一度観に行きたい。
「センチメンタル・バリュー」とは、金銭的な値打ちや社会にとっての重要性ではなく、個人の愛着や思い入れによって決まる価値を指すそう。
このような映画に出会うから、映画を観に行くことをやめられない。
監督 ギンツ・ジルバロディス 『Flow』
観ました。
『Flow』
今日は「猫の日」なので限定上映されると知り、いそいそと出かける。お土産のマグネットもしっかりいただく。
動物たちの動きや表情が素晴らしく、森や水や嵐の様子が美しくも恐ろしくもあり。
あらためてこの映画の素晴らしさを実感しました。
大好きな作品なので、こうして再上映されたことはとても嬉しい。
ありがとう。
ありがとう。
ジルバロディス監督のInstagramに、監督宅の猫ちゃんがこの映画を食い入るようにみている動画があって、それはそれはかわいいのでした🐈⬛
パーシヴァル・エヴェレット 著 雨海弘美 訳 『消失』
読みました。
パーシヴァル・エヴェレット
雨海弘美 訳
『消失』
主人公のエリスンはアフリカ系アメリカ人で、文学的な作品を書いている小説家。人種を意識せずに生活している。
あるとき低俗極まりない「黒人らしい」とされる作品を別名で書いて出版し金を得る。
風刺小説のように見せながら、家族間の愛憎、壊れゆく母、孤独、少しずつ消失していくさまざまなことが、層のように重なりあっていて、なんとも心を揺さぶられる小説でした。
本当に面白かったです。
そして少し悲しくもありました。
監督 スタンリー・キューブリック 『時計じかけのオレンジ』
観ました。
『時計じかけのオレンジ』
やっと観ることができました。いつか観たいとずっと思っていました。
暴力や残虐な行為にいそしむ青年たちの物語、くらいの認識でした。
人間の暴力性や残忍さを描いたシーンががこれでもか、というくらい出てくる。
後半になると加害者に対する行き過ぎた行為、政治家や警察の汚さが出てきて、いろいろと考えてしまった。
ぐったり。
それでもアレックスの表情がなんとも良くて、目が離せませんでした。
そして猫ちゃんがたくさん出てきて、ちょっとドキドキしたのでした。
『ばけばけ』は語りが蛇と蛙なのはなぜだろう?と思っていたら、実際に蛇と蛙が好きだったんですね。ハーン先生。
飼っている猫の「玉」について、「玉というのは英語でJewelという意味である」とあって、なんだかいいなぁと思いました。
わたしの親戚が飼っていた「玉」は喧嘩が強くてふわふわで大きくて可愛らしかったことを思い出しました。
Jewelという感じではなかったけれど。
小泉八雲 著 平川祐󠄀弘 訳 『怪談・骨董』
読みました。
小泉八雲
平川祐󠄀弘 訳
『怪談・骨董』
偶然にも序文にある1月21日から読み始め、やっとで読み終えた。
ほぼ短篇なので、移動中や待ち時間があるときに少しずつ読んだ。
怪談はどれも、怖い目にあったり、怖いものを見聞きしたあと、そこにひとり置き去りにされる感じがなんとも恐ろしく。
怪談ではないが「ある女の日記」がとても良かった。
いまは市井の女性が書いた日記を読む機会は多々あるけれど、これまで読んだ中で一番古いもののような気がする。
小泉八雲がこういったものも残していたことに驚く。
虫や小動物について書かれたものも面白いです。特に猫。
わたしは個人的に、エマ・ストーン、ジェシー・プレモンスが好きです。
監督 ヨルゴス・ランティモス 『ブゴニア』
観ました。
『ブゴニア』
陰謀論者の男2人組が、大企業の女性CEOを誘拐する。なぜなら彼女は地球滅亡を計画するエイリアンだから。
対話にならない話の通じなさ、論点にずらしかた、誤りを指摘された時の表情よ…。
しかしなぜ陰謀論者になったのかを思うと、なんとも苦しくなる。
ずっと不穏な空気に覆われているうえ、怒涛の展開が続き何回も腕にさざなみが。
すごかった。面白かった。面白いと言っていいかどうかわからないけれど、面白かった。なぜか爽快感があった。
ほぼ3人の会話で成り立っていて、わたしは会話劇が好きなのでとても楽しかったです。
もう一度観たい(希望)。
わたしは個人的に、クリス・ヘムズワース、バリー・コーガン、マーク・ラファロが好きです。
監督 バート・レイトン 『クライム101』
観ました。
『クライム101』
好きな俳優が揃って出演しているため、いそいそと観に行く。
常に完全犯罪の強盗を繰り返す男と、それを追う刑事の物語。
序盤から緊張感がすごかったけれど、バリー・コーガンが登場したとたん空気が一気に不穏になって緊張感がさらに増すところが良かった。さすがでした。
搾取する者とされる者、働いても報われない女性、富裕層と貧困層、汚職警官などの描写があり、またしてもいろいろ考えてしまいました。
しかし良い結末でありました。
そしてこの映画にも猫ちゃんが。