『物と経験のあいだ』の一つの趣旨は「現実が穴だらけなことに気づくと世界はもっと面白くなるんじゃないか?」だったので、「スクリーン」という「穴」にも興味を持っています。この本を読んでリアルとフィクションをつなぐ《穴》についてもっと考えたい。
「映画館の壁面から掌の中のスマートフォンに到る、大小無数のスクリーンの「袖で、片隅で働いている」はずの「自分以外のもの」を示そうと、懸命に働きかける映画がある。 これらの映画から発しているサインを感受し、それに呼応して、薄暗がりの中、スクリーンのこちらから手探りで、映画に穴をあけること。〔…〕私の考える映画批評とは、このようなものである。」『映画の閾穴』6
25.02.2026 05:13
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西田博至著『映画の閾穴』(書肆侃侃房、2026)で、『物と経験のあいだ』(みすず書房)から引用をしていただきました! 建築の専門でない方に使ってほしいと切に思っているのでとても嬉しい。
「カルロ・スカルパの建築から「空間」を問い直した木内俊彦の言葉を借りると、もしも人間が俯瞰によって「超越的に全体を把握する視点」を持っていたなら、遮蔽物に開いた穴には何の意味もない。「身体という限定された視点から世界を捉える人間(動物)」にとって、「見えない部分や未知の部分もあらかじめ捉えておく能力、予期する能力、あるいは保留しておく能力」の発揮に、穴の存在は不可欠なのである。」『映画の閾穴』3
25.02.2026 05:00
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(5)の考察を踏まえると、著者(小川氏)は「小説」という言葉をほとんど「面白いもの」と同義に用いていることに気がつく。そこで、引用文(書き換え文)を読まれる際には、「□□」に「面白いもの」を入れて読まれることをおすすめしたい(トンチンカンな文になってしまうところもあるが、それも面白がってほしい)。 このことが意味するのは、この本は結局、「世界を面白くする方法」について書かれているということである。
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というような追記をしました。『物と経験のあいだ』(みすず書房、2024)も同じ趣旨だと言いたいので、覗いてみてもらえると幸いです。
05.01.2026 11:17
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今日の川(横浜市)
03.12.2025 07:44
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主題歌がベト7の2楽章というのも効いた。確かにベートーヴェンの曲は、これでもかというほど落とされて、でも最後には、、という
27.11.2025 08:00
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ベルクソンと空間論(3)-5|空間について 5/5|dsdsA/木内俊彦
「まわり」 「なか」 「むこう」 のあいだの変移 前の記事で示した「3つの空間図式」——「まわり(放射空間)」「なか(包囲空間)」「むこう(開口空間)」—— とは、一言で言えば、物の見え方(見方)によって捉えられる空間が変わるしくみである。このしくみを利用すると、同じ物によって示される空間、あるいは同じ場所に捉えられる空間が、「まわり」「なか」「むこう」のあいだで移り変わる(「同じ」ものが「異な...
平井靖史著『世界は時間でできている——ベルクソン時間哲学入門』(青土社、2022)と拙著『物と経験のあいだ——カルロ・スカルパの建築空間から』(みすず書房、2024)を思い切って接続しました。
ベルクソンと空間論(3)空間について 5/5
note.com/dsdsa/n/n806...
「まわり」「なか」「むこう」のあいだの変移/《穴》— 体験者の移動にともなって「むこう」が変わる/《群》—「類似」の定義によって変移が生じる/図式と変移の一体化(仮説)/やはり、それは既に起こったと共に、まだ終わっていない
24.11.2025 05:17
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Still life with Apples
Still life with Apples, 1890
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24.11.2025 01:20
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Head
Head, 1981
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07.11.2025 11:40
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The Riklis Collection of McCrory Corporation
Niles Spencer, Near Washington Square, c. 1928
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21.11.2025 00:19
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ベルクソンと空間論(3)-4|空間について 4/5|dsdsA/木内俊彦
『物と経験のあいだ』で述べた空間のしくみ ここからは、拙著『物と経験のあいだ——カルロ・スカルパの建築空間から』(みすず書房、2024 以下『物と経験』)で述べた空間のしくみを示しながら、『世界は時間で』から学んだ(つもりの)ベルクソン時間論との対応可能性について考えていく。 建築空間の定義 まず、『物と経験』では建築空間を次のように定義している。(『物と経験』p.37) 建築物(A)...
ベルクソンと空間論(3)空間について 4/5
『物と経験のあいだ』で述べた空間のしくみ/建築空間の定義/3つの空間図式 —「まわり」・「なか」・「むこう」/「こんな単純なわけがない」/なぜ「むこう」がセットになるのか?/同じものが異なるものになる
平井靖史著『世界は時間でできている——ベルクソン時間哲学入門』(青土社、2022)と拙著『物と経験のあいだ——カルロ・スカルパの建築空間から』(みすず書房、2024)を思い切って接続します。
少し具体的に想像しながら読んでいただけると幸いです。
note.com/dsdsa/n/n8a7...
16.11.2025 12:52
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ベルクソンと空間論(3)-3|空間について 3/5|dsdsA/木内俊彦
運動記憶と拡張記憶の「掛け合わせ」 前の記事で、空間は生物の可能的行動(できること)によって定義されている(だから生物ごとに違う)という説を紹介した。生物の可能的行動は、運動記憶(反復によって形づくられる無意識の記憶)がベースとなっているので、「空間は運動記憶によってつくられる」とまずは言うことができる。その空間は、「範囲」と「対象(要素)」に加えて、「距離」と「類似」が生物自身によって定義され...
平井靖史著『世界は時間でできている——ベルクソン時間哲学入門』(青土社、2022)と拙著『物と経験のあいだ——カルロ・スカルパの建築空間から』(みすず書房、2024)を思い切って接続します。
ベルクソンと空間論(3)空間について 3/5
運動記憶と拡張記憶の「掛け合わせ」/記憶の掛け合わせが見られる建築空間とは?/傑作は主観か?客観か?/体験の「問い」 と 計測の「答え」
建築の話であるにもかかわらず抽象的でわかりにくいと思われるかもしれませんが、具体的な話に入る前にいったん接点を押さえたいと考えました。
note.com/dsdsa/n/n83a...
09.11.2025 10:24
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Riverbanks
Riverbanks, 1905
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08.11.2025 05:03
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Peasant Woman Binding Sheaves after Millet - 1889
https://botfrens.com/collections/46/contents/14614
23.10.2025 00:29
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【重版出来】ケイレブ・エヴェレット『数の発明』人類が数を数えられるのは生得的な感覚なのか? 考古学、言語学、認知科学、生物学、神経科学に散らばる手がかりを横断し、数の発明の経緯を探る。
www.msz.co.jp/book/detail/...
10.10.2025 04:46
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絵は、必ずしもこのように置かれるわけではないだろうけれど、コンクリートの壁と連続しているような質感が、いつも気になります。視覚と触覚のあいだに働きかけてくるような
21.10.2025 05:09
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City Picture with Red and Green Accents
City Picture with Red and Green Accents https://www.wikiart.org/en/paul-klee/city-picture-with-red-and-green-accents-1921
20.10.2025 17:34
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Blue Pot and Bottle of Wine
Blue Pot and Bottle of Wine, 1902
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20.10.2025 21:21
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